平成の大改修
当社の大神輿は30年毎に修理を繰り返しており、近くは明治25年・昭和3年・昭和32年と改修が行われました。
そして、平成と改まった最初の年に神輿の内部まで修理する大改修と、氏子を挙げての奉迎行事が行われました。
社名旗・伶人・各町高張提灯 | 猿田彦・五色旗 |
手古舞 | 神牛・菅御翳・紫御翳・真榊 |
改修後初めての木更津奉舁 |
北京ジャパンウィーク’92
平成4(1992)年は、わが国と中華人民共和国が過去の不幸な出来事を乗り越え、共同声明に調印してからちょうど20年にあたる記念すべき年でした。
この年の天皇陛下のご訪中を前に相互の親善を深める事を目的として計画されたのが、
『北京ジャパンウィーク’92』です。
全国各地の郷土芸能等がこの行事に参加し、千葉県では当社の大神輿が招聘を受け、総勢223名が北京の地に渡りました。
北京の大通りには約20万の人手の中、黄金色に光り輝く大神輿が担ぎ上げられました。
「万里の長城」見学 | 「故宮博物館」見学 |
中国側の踊り | 北京の空に舞う「大神輿」 |
担ぎ上げられる「大神輿」 | 中国側の子供達 |
沿道を埋め尽くす多くの観客 | ますます気合の入る担ぎ手 |
中国側の龍の踊り | 神輿の奉舁を見つめる観客 |
人民大会堂に入る。 | 「人民大会堂」でのレセプション |
幕張メッセ特別奉舁
平成5年9月「千葉県生誕120周年」を記念して幕張メッセで大神輿の奉舁を行った。
『ちば文化祭 ’93』が行われた幕張メッセ・イベントホールでは、グランドフェスティバル「お祝い・お祭り・年中行事」を
テーマに県内の伝統芸能の佐原の山車・大漁旗・七夕飾り・花火・木遣り・大凧などが参加。
それぞれにお祭りパフォーマンスを繰り広げた。
当社の大神輿も会場に飾られ、当日の午前1回・午後2回に地元から参加の担ぎ手150名に奉舁された。
会場はお祭りムードに包まれ、大神輿を担ぎ上げる掛け声はホールいっぱいに響き渡り、取り巻く多くの観客は暫し足を止め見入っていた。
奉舁される大神輿 | 集合写真 |
木更津ばやし | 会場の様子 |
関東三大神輿【東京湾横断道路アクアライン開通記念】
平成9年9月14日に、「深川・富岡八幡宮」「浅草・鳥越神社」と当社「八剱八幡神社」の世に言う『 関東三大宮神輿 』の初の連合渡御が、東京湾横断道路アクアラインの開通を記念して、木更津で行われた。
9月13日には「前夜祭」を行い、合同奉舁の安全祈願祭の後、史上初めて揃った三基の大神輿が納まる御仮屋の
ライトアップ、無形文化財の「木更津囃子」・県鳶工業連合会の「はしご乗り」・甚句の会の「木更津甚句」が披露され、
前夜祭に花を添えた。
多くの観客に祝酒が振舞われ、ライトアップされた大神輿を写真に納めようとする人々は朝方まで途切れる事は
無かった。
当日は、午後0時30分より各大神輿の前で神事挨拶等の式典を行い、2時に連合渡御がスタート。木更津駅より木更津港に向かい約3万人が見守る中、八剱八幡神社450人・鳥越神社450人・富岡八幡宮550人・木遣り100人・桜井獅子舞100人・稚児行列200人・その他供奉約150人の総勢2,000人を越す人々が参加した。
纏とはしご乗り | ライトアップで輝く三大宮神輿 |
神事準備 | 各大神輿での神事 |
出発する木遣り | 八剱八幡神社御本社神輿 |
鳥越神社御本社神輿 | 富岡八幡宮御本社神輿 |
連合神幸祭
平成12年は八剱八幡神社の現在の大神輿が嘉永3年に創建されてより150年を迎え、これを記念して近隣の
神輿と獅子舞が駅前大通りに集結し、10月22日(日)『連合神幸祭』を行った。
参加地区は、木更津及び袖ヶ浦より
- 貝渕鎮座「日枝神社」神輿
- 金田中島地区「坂戸神社」神輿
- 牛袋鎮座「八幡神社」神輿
- 桜井鎮座「諏訪神社」神輿
- 長須賀鎮座「日枝神社」獅子舞
- 高柳鎮座「八幡神社」神輿
- 桜井地区「諏訪神社」獅子舞
- 蔵波鎮座「八幡神社」神輿
そして関東一の「八剱八幡神社大神輿」の9団体総勢1,300名で祭りが執り行われた。写真は並ぶ獅子と神輿
古代結婚式
また、今年結婚する二人が、当社縁の「日本武尊」「弟橘姫」の衣装で『古代結婚式』を行った。
式場は各団体の神輿・獅子の前に設け、雅楽の演奏の中、素焼きの土器での一献の酒を交わし、
指輪では無く勾玉を交換しあった。
式が終わった時、観客からいっせいに拍手が起こり、「おめでとう」の歓声がいつまでも続いた。
日本武尊の新郎と弟橘姫の新婦 | 神輿の前の祭壇、取り巻く多くの観客 |
神輿の奉舁
神輿の奉舁では、担ぎ手の拍子木の合図で八基の神輿が一斉に担ぎ上げられると、大歓声が沸き起こった。
獅子舞
獅子舞では、大獅子に力自慢の男衆が取り付き威勢良く獅子頭を操り、子供達は獅子の体となる布を力いっぱい振って大人に負けじと参加していた。
日も暮れると沿道の提灯に火が灯り、各神輿と獅子頭を照らし幻想的な雰囲気に
まだまだ担ぎ足りない気持ちを抑え宮入行列に。奉舁が「動」ならば宮入は「静」。伶人の奏でる楽の中、
神輿は静かに宮に納まった。
当日のスケジュールとポスター
『連合神幸祭』 10月22日(日)
- 14:20 ~☆古代結婚式
- 14:55 ~☆巫 女 舞
- 15:10 ~☆神 事
- 15:25 ~☆式典開始
- 15:35 ~☆子供神輿奉舁
- 15:50 ~☆獅 子 舞
- 16:15 ~☆神輿奉舁
- 16:45 ~☆獅 子 舞
- 17:05 ~☆神輿奉舁
- 17:45☆終了三本締め
- 17:50 ~☆獅 子 舞
- 18:00 ~☆宮 入 り
皇孫殿下御誕生奉祝行事
平成13年5月宮内庁より正式に皇太子妃殿下の御懐妊を発表されてより、ひたすら妃殿下のご静穏とご安産を祈念申し上げて参りました。
12月1日恙無くご安産の日を迎えられ、敬宮愛子内親王殿下の御誕生を国民として寿ぎ御祝い申し上げ、更なる皇室の弥栄と両殿下のご多幸と、敬宮愛子内親王殿下のご成長をご祈念申し上げ、12月9日御誕生奉祝行事を行いました。
御誕生奉告祭斎行 | |
小賀玉の木
「小賀玉の木」記念植樹 | 「小賀玉の苗木」先着500名に配布 |
鏡開き「振舞い酒」
「紅白祝い餅」と「振舞い餅」
「紅白祝い餅」先着2,400名に配布 | 「振舞い餅」先着600名に配布 |
境内で地元物産 「 市 」 を開催
野菜・卵・食肉・花・植木・豚汁・すき焼き・あさり・のり・甘酒など | |
「平成の担ぎ棒」新調奉告祭
平成15年9月15日関東三大神輿の一つ、当社「本社神輿」の担ぎ棒が新調され、秋季例祭に合わせて本殿で奉告祭を斎行し、境内で氏子町内にお披露目の初肩入れ、初担ぎが行われた。
毎年7月第2土・日曜日に開催される祭礼に、氏子町内を巡幸する現在の本社神輿は、嘉永3年(1850)に創建されたとの
記録はあるが、毎年使用する担ぎ棒に関しての記録は無く、創建当時の棒かそれ以前かは定かではない。
奉納された「平成の担ぎ棒」「飾り棒」
今回新調された「平成の担ぎ棒」は、1本を平井責任役員の奉納、1本を氏子町内の浄財によって購入した。
また、「飾り棒」は八幡町北村総代より奉納された。
奉告祭と新棒清め
巫女舞「豊栄舞」奉納と記念植樹
今回の新棒奉告祭に木更津市で行われた「第54回全国植樹祭」に合わせ「高野槙」と「羅漢槙」の記念植樹を行った。
巫女舞「豊栄舞」奉納 | 記念植樹 |
初担ぎ
当日真新しい「平成の担ぎ棒」が納められた本社神輿は、稲荷囃子保存会のお囃子が花を添える中、
総代・各町青年会280名に担ぎ上げられた。
初担ぎ | 稲荷囃子保存会 |
記念式典
記念式典では、八剱宮司・平井責任役員・年番区長が挨拶し、担ぎ棒の木材から作った「拍子木」を氏子町内に、
同じく「駒札守」を参加者全員に記念品として贈呈した。
祝宴では、平井責任役員から奉納の薦樽で鏡開きを行い年番町の獅子舞が祝宴を盛り上げた。